マスクと口臭
みなさんこんにちは、福岡県飯塚市タカノ歯科医院衛生士 歯科衛生士の古澤です。
最近また、コロナウイルス感染が拡大し、毎日の生活を脅かしつつある今
コロナウイルス感染が、きっかけで今では常識なったマスク生活
体の一部となりつつあるといってもおかしくない必須アイテムです。
そんな、マスク生活の中で
今までにあまり気にされていなかった、新たな悩み
それが、口臭です。
長時間マスクを付ける機会が増え口臭に悩む方がふえています。
医療現場で働く私たちや、花粉症やアレルギー性鼻炎でマスクをしたままの生活が、
当たり前な方は、さほど苦痛には思えないですが、
今までマスク生活になじみがなかった方達にとっては、
内側にこもるニオイが気になり、
気分が悪くなったり
仕事や勉強に集中出来ないといった悩みが多くなったと言われています。
来院される患者様からも、よく聞くようになりました。
さて、口臭の原因となるものとは?
口臭の原因は口腔内に潜む「細菌」です。
口腔ケアをよくしていても、1000~2000億個
口腔ケアができていなければ、4000~6000億個
全く口腔ケアができていなければ1兆個とも言われています。
その細菌が、
剝がれ落ちた粘膜や食べ物のカスなどを分解発酵させる時に出るガスが口臭となります。
それにマスクをすると、細菌を増やす要因になってしまいます。
そして、口臭には大きく分けて2種類あります。
・生理的口臭
朝起きた時やお腹が空いた時や、緊張して口の中がカラカラになった時、
一時的に強まる口臭
口腔内の汚れ具合に比例して、生理的口臭も強くなります。
・病的口臭
何らかの病気が原因となる口臭
虫歯、歯周病などの口腔環境に関係するものと、糖尿病や消化器の病気等が原因となる口臭
また、一般的な病的口臭の原因は、
ほぼ口腔内にあると言われていますので日頃のケアが大切です。
それでは、口臭を解決するには?
もうおわかりですよね!!!
細菌の数を減らす事です!
食後は必ず歯磨きを行う、外出先で歯磨きができないときには、
殺菌作用があるとされる緑茶を飲むとか、
うがいをしてキシリトール入りのガムを噛むなど、
常に口腔環境をキレイにする事で口臭も減らすことができます。
これは、生理的口臭予防に効果的です。
病的口臭予防は、歯磨きをする事は勿論、自分の口腔環境を知ることが大切です。
それには、歯科医院を受診し、先ず虫歯や歯周病の治療を受け細菌の数を減らすことです。
それでも口臭がある場合は、もしかすると、全身疾患が原因の口臭かもしれません。
歯科医院で治療後、専門医の受診をお勧め致します。
以上が口臭予防のお話です。
いま現在
変異ウィルスが原因で、感染者が急増し更なるコロナ対策で感染防止のため
マスクが重要視されています。
日頃の口腔ケアに加えて、歯科医院での健康診断を行い、
少しでも口臭ストレスが無いマスク生活をおくっていただきたいと思います。