子供の仕上げ磨きは何歳まで?
みなさんこんにちは、福岡県飯塚市タカノ歯科医院歯科衛生士の古澤です。
小さなお子さんの仕上げ磨きスムーズに行われていますか?
先日、小学1年生の女の子が、検診で御来院されました。
定期検診をきちんと受診される患者様で口腔内もきれいにされてましたが、
保護者の方からのお悩みが・・・
自立心が芽生え仕上げ磨きを「赤ちゃんみたいで恥ずかしい」と嫌がるようになったとのご相談でした。
仕上げ磨きは何歳まで?とよく聞かれます。
仕上げ磨きは、お子さんにとって、とても重要なことです。
自我が目覚め、自分で歯磨きを行うことはとても良いことですが
まだまだ磨き方は不十分な事が多く、磨き残しも多くみられます。
そこで、保護者の方が仕上げ磨きをする事によって、お子さんに正しい歯磨きの方法を教えてあげる事や、
お口の中を見ることで虫歯や歯並びなどのチェックができます。
小学校に入学する時期は、乳歯から永久歯に生え変わる時期で特に6歳頃にはえ始める第一大臼歯や
12歳頃に、はえ始める第二大臼歯は、はえ始めは背が低いため磨きにくい
その為、理想は12歳頃までは仕上げ磨きをした方がいいと思います。
永久歯へのはえ変わりが終わり奥まできちんと正しい磨き方ができるようになるのは高学年からです。
子供では磨きにくい場所を親が磨いてあげることで子供の虫歯を防ぐことができます。
乳歯から、永久歯へと生えかわる小学生にかけて口腔ケアに力を入れることで歯への関心を高め
お子さんが生涯自分の歯で美味しく食べれるようにしていきましょう。
個人差がありますが小学生になったら一人でしっかり磨けるようになるには、ブラッシング指導も大切ですが、
毎日家族とのコミュニケーションやスキンシップをとり、楽しく歯磨きをすることが一番大切です!
しかし、現実はうまくいきません!
年齢が上がっていくに従って恥ずかしいと拒否反応が出てきます。
その時の対策は、仕上げ磨きの回数を減らし、きちんと磨けているかのチェックに移行していきましょう。
そして、大切な事はお子さんが拒否反応をするからと言って、そのまま本人にまかせないで
定期的に歯科医院で検診を受け、お子さんが自分でしっかり磨けているかの確認が大切です。
当医院では、磨き残しを知るために染め出し行い、お子さんと保護者の方に確認してもらい、
スタッフが一緒に正しいブラッシングを行っています。
冒頭の患者様も、スタッフの説明を受け、仕上げ磨きをしてもらう事の大切さを納得されたみたいで、
「イヤイヤ」から「ニコニコ」で帰られました。
子供の成長に、歯はとても重要な役割を担います。
成長期に必要な栄養を取り入れるだけでなく、歯が健康であれば、嚙む力が備わり発音や歩行、脳にまで良い影響を与えます。
毎日の歯磨き、定期検診を行っていただく事がお子さんの歯の健康、全身の健康に繋がります。
お子さんのブラッシング方法や仕上げ磨きがわからないことがありましたら、当医院に御来院いただき、お気軽にご相談下さい。