子供の歯石
みなさんこんにちは、
福岡県飯塚市タカノ歯科医院衛生士 古澤です
今回は、子どもの歯石についてお話し致します。
先日、ご来院された患者様で下の乳歯の前歯の裏に歯石が付いているので、除去して欲しいとの治療内容でした。
通常、幼児であれば唾液が大人よりも多く分泌される為、歯石がつきにくいと思いがちですが
子どもさんの、口腔環境が歯石になりやすい環境であれば、小さな子供さんでも歯石がついてしまいます。
そもそも歯石はどうやって付くのでしょう?
歯石というのは、歯の表面の溜まった歯垢が唾液中のカルシウムやリンなどのミネラルによって、固まってできるもので
歯垢のように、柔らかければ歯ブラシで簡単に磨き落とせますが、歯石になれば歯科で歯石を除去する器具を使わなければ、
容易に取り除くことは出来ません。
歯石は、唾液の成分で付きやすい人付きにくい人があります。
先程の子供さん患者様は、保護者の方が歯磨きをきちんとしているのに、歯石が付いてしまうと言うごそうだんでした。
歯石は、唾液の成分で付きやすい人付きにくい人があります。
大人の患者様でもそうです
が、歯磨きに時間をかけてきちんと磨いているのに歯石が付きやすい方と、
歯磨きの時間が少ないのに歯石が付いていない方もいらっしゃいます。
それは、唾液の成分に違いがあるからです。
唾液が酸性に近いか、アルカリ性に近いかで歯石の付きかたが変わってきます、
さて問題です!!
とちらが歯石が付きやすいでしょう??
答えは!!
アルカリ性に近い唾液の成分のかたの方が歯石が付きやすいと言われています!!
では、どこに付きやすいでしょうか?
1番つきやすい場所は
下の前歯の裏側です
次に上の奥歯の頬っぺた側(外側)
どちらも、唾液が出るところです。
歯垢と唾液の成分で、固くなっていきます、特にここはしっかり仕上げ磨きをして下さいね。
もう一つ歯並びが悪いと、歯ブラシの毛先が上手く届かない為、少しづつ歯石がついてしまいます。
歯石を付けないようにするには
・毎日のハミガキをしっかり行うこと
仕上げ磨きの必要な子供さんは保護者の方がしっかりと時間をかけて仕上げ磨きをお願いします。
特に下の前歯の裏によく付くので念入りに仕上げ磨きをお願いします。
・歯科医院へ定期検診を
一度歯石付いてしまうと、歯ブラシでは落ちません、歯科医院でクリーニングを行ってもらうことが大事です。
そのまま放置していると、口臭や歯茎に炎症が起き、出血、腫れ、痛みの原因になります。
仕上げ磨きの時に、歯石の確認をして下さい。
子供さんの歯石が乳児期から確認される場合は、早めに歯科医院でご相談ください、
ご家庭で無理に歯石を取ろうとすると、歯や歯茎などを傷付けてしまいます。
必ず歯科医院を受診してください。
歯石が付いていても、最初のうちは痛みなどありません、ましては子供さんとなると自覚症状は、ほぼありません、
子供の歯肉炎は、軽視しがちですが、将来歯周病にかかりやすくなるリスクにもなりかねません、
今後生えてくるであろう、永久歯の為にも歯石を軽視せず、歯科検診にご来院下さい。
タカノ歯科は、虫歯だけでなく、お子様の口腔ケアのご相談も受け付けています、お気軽にご相談ください。