入れ歯が硬くて痛みに困っていませんか?〈シリコンデンチャー〉
入れ歯が硬いために、痛くてご飯をおいしく食べられないというお声をよくお聞きします。 患者様の歯肉の状態も様々です。通法通り、入れ歯を作っても痛くて何度も調整しなければならない方もいらっしゃいますし、一度の調整で全く痛まない方もいらっしゃいます。
歯ぐきに接する部分が柔らかいシリコンでできているクッション付きの入れ歯(義歯)のご紹介です。
シリコンデンチャーとは、歯ぐきに接している部分のみシリコンで覆われている、従来のレジン床義歯とは異なる高品質の入れ歯です。歯ぐきに密着するため吸着がよく物が隙間に挟まりにくい、シリコンが柔らかくてクッション性があるのでぐっと咬んだ時に痛みが少ないと言われています。
ただ、保険の入れ歯と同様に入れ歯自体の違和感は否めないと思います。また、固定式のインプラントと違って、あくまでも取りはずしの必要な入れ歯ですから、毎日外してきれいに洗わなければなりません。
ここで、よくある質問をいくつか挙げておきますね。
Q 誤ってシリコンデンチャーを洗面台や床に落としてしまい、破折してしまった場合、修理できますか?
A 修理できます。数日間お預かりさせていただきます。
Q シリコンデンチャーの人工歯ではなく、残っている歯が抜歯になった場合義歯を作り替えなければいけないの?
A お持ちのシリコンデンチャーを修理して、歯を継ぎ足すことができますので、作り替え不要です。この場合、修理代金が約1万円ほどかかります。
Q シリコンデンチャーを作って数年後、歯肉の形が変わってきて緩くなったときに、また作り替えなければいけないの?
A 修理可能ですから、作り替える必要はございません。
Q 全ての症例で、全く痛くないのですか?
A 残念ながら全ての症例ではありません。しかし、硬い入れ歯に比べるとかなり痛みは少なくなります。
Q シリコンデンチャーを無くしてしまった場合も修理または修理保証できますか?
A シリコンデンチャーが無いので、修理も修理保証もできません。
Q シリコンデンチャーの歯の本数が減ると、その分安くなりますか?
A 作る工程と手間は変わらないので、金額は変わりません。
シリコンデンチャーの価格は歯の本数にかかわらず、19万円+消費税となっております。
インプラントは、必要な顎の骨の量がないとできませんし手術のリスクは多少なりとあるはずです。入れ歯は骨の量に関係なくリスクなしで作製できます。
また、インプラントは1本あたり約30万円(上部構造と下部構造合わせて)なので、例えば失った自分の歯が10本であれば、約300万円かかります。全く別物なので、比較はできないですが、インプラントよりは安くてお手軽です。
保証‥メンテナンスに応じていただいた方には3年間無料修理保証(破折)いたします。 ただし、3年間のうちに入れ歯でなく、自分の歯を失った場合のシリコンデンチャーの歯の継ぎ足しは修理代のみいただきます。
当院には、地域柄、入れ歯の方が本当にたくさんいらっしゃいます。たまに、虫歯が多い、歯がないということで、口の中を見られるのがお恥ずかしいと言われる方がいますが、そんな必要はありません。 みなさん、いろんな理由で歯を失ってしまいます。お恥ずかしいという理由で入れ歯を作らずに(治療を受けずに)毎日のご飯をおいしく食べられないなんて、もったいない!
遠慮せずにお口の中を見せてください。もちろん、患者様の治療へのご協力も必要ですが、きれいに、咬めるようにするのが、私の仕事です。
合わない入れ歯で吸着が悪い、入れ歯が硬くてぐっと咬めない、とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 なお、なるべく待ち時間を減らすために予約優先制となっておりますので、当日または、前日までに電話予約をしていただけると幸いです。
タカノ歯科医院 院長 鷹野雄司