フッ素とブラッシング
みなさんこんにちは、福岡県飯塚市タカノ歯科 衛生士の古澤です
6月は虫歯予防週間です
今月はフッ素のお話を致します。
虫歯予防にはフッ素配合の歯磨剤が効果的ってご存じですか?
前回フッ素についてお話致しましたが、歯磨剤には大半フッ素が入っています。
皆さんは、歯磨剤のフッ素含有量を確認して購入されていますか?
最近、高濃度フッ素配合と大きく箱に記載されている商品が目に付くようになりました。
これは、虫歯のリスクには、とても重要なことなのです。
日本では、2017年3月に国際基準で歯磨剤のフッ素濃度の上限を
1000ppmから1500ppmまで配合できるようになり
市販の歯磨剤に1450ppmの高濃度フッ素配合と記入されたものが
近年多く出回るようになりました。
そもそも、フッ素の量が多いとなぜ虫歯のリスクが低くなるのかというと
・酸の産生を抑制(虫歯の原因菌の働きを弱め、歯垢が作る酸の量を抑える)
上記で述べたように、濃度が上がれば、効果も上がります。
しかし、濃度がいくら上がっても、歯にフッ素が効率よく留まらなければ、
効果も上がりません。
フッ素が長く、安全にたくさん残るには、
・年齢に応じた歯磨剤の量
・うがいの水の量
・磨き方
が重要です
先ず、年齢別歯磨剤の量と、うがいの水の量です
歯磨剤は年齢に適した濃度の物を適切な量使用して下さい。
6歳以上から1450ppm配合の歯磨剤が使用でき虫歯予防効果がUPします。
磨いた後は一回だけのうがいで、
ガラガラうがいではなく、ブクブクうがいをし
口腔内にできるだけ多くのフッ素をとどめておきましょう。
最後に、磨き方です
毛先をしっかり、歯と歯茎の間、歯と歯の間にあてて磨いてくださいね。
虫歯予防には、歯磨きが大切です。
むし歯を予防しながら、コロナに負けない口腔内つくりを、
皆さん心掛けましょう。