甘い物=虫歯 ではありません!!
みなさんこんにちは、福岡県飯塚市タカノ歯科医院 衛生士の古澤です
桜の開花宣言があり、いっそう春めいてきましたね🌸
花より団子と言う言葉があるように、桜を観ながら食べるお団子は格別ですよね😊
さて、今回は甘い物と虫歯についてお話を致します。
一般に歯の常識で
甘い物を食べると虫歯になると言われています。
が、甘い物を食べても虫歯になりにくい方もいらっしゃいます。
患者様から、こんな質問をされます
『甘いものは、あまり食べないのに虫歯になってしまいます。何故ですか?』
お一人お一人の歯の質も関係がありますが
甘い物の「食べ方」の問題があるのかも知れません
口腔内では、細菌が生み出す酸や食べ物や飲み物の酸により歯の成分が溶け出し(脱灰)
その後、時間をかけて唾液が溶け出した成分を歯に戻していきます。(再石化)
脱灰 再石灰化
しかし、溶かす力が戻す力を上回る状態が長く続くと虫歯になってしまいます。
甘い物の『量』よりも、食べる『時間や頻度』が問題となります。
ダラダラと食べ物や飲み物が口の中にあると唾液が歯を修復する時間がありません。
例えば、のど飴をたえずなめていたり、ジュースやスポーツ飲料やアルコール飲料を
チビチビ時間をかけて飲んでいると虫歯になってしまいます。
上記の図が示すように、甘い物の量をたくさん食べると虫歯になる!ではなく、
食べ方に問題があります。
特にお子様のおやつは、きちんと時間を決めて与える習慣をつけて下さい。
そうすることによって、虫歯になるリスクが低くなります。
そして、もちろん毎日の歯磨きと歯科検診も大切です。
歯科医院での検診で、お口の状態や生活習慣にあった予防法やブラッシング法を
ご提案致しますので、おうちでのケアに役立てていただければと思います。