子供の口腔機能発達不全症 りっぷるくんについて
みなさんこんにちは、福岡県飯塚市タカノ歯科医院歯科医院 衛生士の古澤です
今日は、口腔機能発達不全症と、りっぷるくんについてお話します。。
お子さんの口元がポカーンと開いている事ありませんか?
テレビや動画をを見ている時などのリラックスしている時に、お口がポカーンと開いていると、口腔機能発達不全が疑われます。
お口が開いた状態が日常化すれば、本来お口を閉じてお鼻でゆっくり呼吸をすることが正しいのですが、口で呼吸をするようになります。
口呼吸になれば、口腔乾燥による虫歯や歯周炎、口臭とともに口腔、咽頭粘膜での感染症のリスクが高まり、歯並びにも影響します。
お口が開いた状態が日常化している原因には、お口の周りの筋肉(口輪筋)が弱いことが多く
他には歯並びや舌の癖、アレルギー性鼻炎などがあります。
小児期でのよく咬んで食べる・飲み込む・話す・鼻で呼吸できるなどの口腔機能の発達・発 育不足の状態は
「口腔機能発達不全症」と診断され、その数が年々増えています。
その改善の必要性が重要視され、2018年より15歳未満の小児期において「口腔機能発達不全症」
という病名が保険収載され
口腔機能の発達訓練が保険でできるようになりました。
そこで、タカノ歯科ではお口を閉じにくいお子様に、簡単なトレーニングを行い、症状を改善する為に、
りっぷるくんと言う測定器で測定をおこなっています。
測定方法は、椅子に座ってもらいまっすぐに姿勢を正してもらいます
りっぷるボタンを唇と前歯の間にくわえてもらい、ギュっと力を入れて唇をとじてもらいます
スタッフがボタンに付いた糸を、りっぷるくんで引っ張り、お口からボタンがはずれた数値が、口唇閉鎖力(口を閉じる力)として
計測数値が出る仕組みになっています。
数値は、ニュートンで表します。
年齢により目標数値が異なりますので、測定を行ったスタッフが数値をお伝えします。
りっぷるボタンは測定の道具だけでなく、測定後おうちで口輪筋のトレーニングにも使用できます。
トレーニング方法は、担当スタッフが指導いたします。
口輪筋を鍛えるには、日頃の食習慣や、遊びを取り入れて行うことも重要です。
・吹き戻しや水笛やしゃぼん玉、風船を膨らませたりと吹く動作をするおもちゃで
あそびながらのトレーニングは無理なく続けられますのでおすすめです
・水を含んで1分間ブクブクうがいでトレーニング!
右のほっぺを膨らましブクブク、左のほっぺを膨らましブクブク
ポカーン口を予防するには、他にも
・食事はよく咬む事!!食べやすく一口サイズにせず、前歯で咬みちぎり、奥歯でよく咬んで食べること
飲み込むその時には、たくさんのお水で食べ物を流し込ませない、よく咬み唾液の力で飲み込ませるようにする
・舌筋力を強化することトレーニング法は、「あいうべ体操」が最適です
「お口ぽかーん」口唇閉鎖不全症は予防する時代です。
子供の頃からお口の健康を維持していけば、将来の「健康なからだつくり」に大きく役立ちます
上下の口唇を閉じての鼻呼吸習慣の獲得は、健康の基本です!
口唇閉鎖不全は習慣化すると、さまざまなお口の中のトラブルや、アレルギーなど、お子さまの成長にまで影響します。
タカノ歯科では、りっぷるくんで口唇力を測定し、現状把握と必要な対応を考えます。
おうちで、お口ポカーンに気付かれたら、お気軽にご相談ください。
参考引用 (株)松風 りっぷるくんより