40代からの衰え予防に口腔機能ケアを!!
みなさんこんにちは、福岡県飯塚市タカノ歯科医院衛生士 古澤です
やっと、過ごしやすい気候になりましたね、
さて、みなさんは、お口の周りの筋肉の衰えは何歳からだと思いますか?
実は40歳から徐々に始まります。
40代からお口の周りの筋肉が少しずつ衰えだし、女性が一番嫌な口元のほうれい線や顎に梅干しシワができやすくなります。
それを予防するには、いつも無意識に行っている「咬む」「飲み込む」が重要ポイントなんですよ
毎日、呼吸と同じく咬んだり、飲み込んだり意識せずに行っていることは、美容や健康に深く関係しています。
この「咬む」「飲み込む」機能を衰えさせない為にも、40代から衰えだすお口のエクササイズを行い全身の健康に繋げていきましょう!
「咬む」という動き、意識して行っている人なんていないと思います、当たり前のように食べ物を咬んでいますが、
咬むことで、さて、何をしているのでしょうか?
「咬む」にはこんな役割があります。
1.食べ物を細かくして喉や食道を通れるさいずにして胃へ運びます。
2.食べ物を細かくして、消化されやすくなり、栄養が吸収されやすくなります。
3.食べ物を咬むと唾液がどんどん出ます、唾液のトロミで細かくした食べ物が塊となって喉を通過しやすくなります。
咬むことでお口の周りが動き、それが刺激となり唾液がたくさん出て食べ物を咬み砕いて、舌で唾液と混ぜながら歯の上に食べ物を
戻して、また咬んで舌へ落として唾液と混ぜ合わせてを繰り返していきます。
咬めば咬むほどトロミがつき飲み込みやすい塊になっていき、誤嚥しないような仕組みになっています。
お口の周りの筋力が低下し、柔らかい物しか食べられなくなっても、よく咬む習慣を身につけ、唾液をたくさん出すことで、
誤嚥をぼうしできます。
お口から入った食べ物は、消化し栄養分を吸収し最後は便となります。お口の中でどう処理されているかが消化に影響を及ぼします。
よく咬むことで、胃の中での消化吸収がとても良い状況になります。
この咬む行為
上手に咬めるには、唇、頬、舌の働きが関係してきます。
唇と頬の役割➡食べ物を咬み砕き外に落ちないように壁を作っているので、口元からこぼすことなく咬んで食べられます。
舌の役割➡お口の中に入った食べ物の動きを唇と頬と一緒にコントロールして食べ物を歯の上に乗せたり、
喉の奥へ送り込み味を感じ教えてくれます。
上記のように、唇、頬、舌が何不自由なく動かせるのは、お口の周りの筋肉がしっかりとはたらいているからです、
しかし、40代くらいから筋肉を使わないと衰え顔のお肉もたるんできます、
そうならないように、日頃からよく咬む習慣を身に着けておきましょう。
さて、こんな経験ありませんか?
食事をしていて、舌を咬んでしまった!
咬む事と飲み込むことは、多くの筋肉がタイミングよく動いて行われますが、それを脳は覚えています。
その為、頬が急に太ったりかぶせ物が入ると、お口の中変化に対応出来ず
以前のままの動きを脳が再現してしまい舌や頬を咬んでしまいます、
日頃から舌や頬を動かしてトレーニングすると咬む事が少なくなります。
これって、筋肉の衰えのサインかも?!
お水を飲んだり食事の時に「ムセる」ことはありませんか?
もしかしたらお口や喉の筋力が弱っているサインかも?
口から喉の周りの筋肉が弱ってくると、物を飲み込む時に気管を塞ぐ俊敏さが低下し、気管の方へ入ってしまいムセてしまいます。
この、ムセが繰り返し起こると誤嚥性肺炎に繋がることもあります。
筋力の低下を予防するために40代から簡単なエクササイズを行い、筋力を保ちましょう。
・水を半分より少し上まで入れたペットボトルに穴をあけストローを差し込みブクブク息を吹く、
コップにお水を入れてブクブクでもOKです。
・お口を「うー」「いー」「べー」と動かす、ほっぺたを吸ったり膨らませる
・舌をほっぺたに押しつける左右交互に行うようにする
・唾液腺マッサージ
ご存知でしたか?歯磨きは虫歯予防だけではなく、口元のエクササイズにもなっているんですよ
いつまでも、自分の歯で美味しく食事を楽しむ為にも、日頃からお口の周りの筋肉が衰えない為にもよく咬み、
あいてる時間にエクササイズを行うことプラス歯科医院での定期的なメンテナンスを行うことをお願いします。
タカノ歯科医院は、患者様が将来、健康で快適な生活がおくれるように、お口のケアをサポート致します。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
参考書籍 nico
参考資料 日本歯科医師